生きもの千夜一話 by 金井塚務

大型ほ乳類の生態学的研究に関するエッセイ、身の回りの自然、旅先で考えたことなどをつれづれに書き連ねました。

保全論

Web博物館ー細見谷渓畔林3  渓畔林昔話

細見谷渓畔林は生物多様性に富む貴重な渓畔林であることに間違いは無いのですが、しかし最近の状況を見ていると大分劣化が進んでいるように見えます。一口で言えば生きものの気配が年々薄くなっているということです。生物量(バイオマス)の系統的継続的なデータ…

くまがしの里とメガソーラー

正面が葛城山、右手には信貴山、遠くの山並みは吉野の山並み 小高い丘の上にたつ宿舎の窓からは、黄昏の染まる空に遠く吉野の山並み、そして近くにはなだらかにしてひときわ大きな葛城山が目に飛び込んでくる。よく目をこらすと、優美な葛城山の手前には二上山、そ…

西中国山地における風力発電計画に対する意見書(アセス方法書)

「(仮称)広島西ウインドファーム事業環境影響評価方法書」 が縦覧されています。 意見書の受付もしていると言うことで、何の役にも立たないのを承知で簡単な意見書を提出してみます。 これって本当に何の役にも立たない「やりました。聞きました」というだけの制…

大規模風力発電の問題点

大規模風力発電の問題点 2020年10月31日(土)/ 佐伯区役所西館6階大会議室 ※ 大規模風力発電学習会 講演(広島2区市民連合) 子どもたちに未来を拓く広島2区市民連合学習会 金井塚務(環境NGO代表・広島2区市民連合呼びかけ人) ■環境正義(Envilomental Justi…

林間放牧再考ーいわゆる獣害をなくすために

もう30年以上も前のことだが、神石町へ厩ザルの調査に行ったことがある。当時の神石町では黒毛和牛の林間放牧が盛んであった。最近、当地を訪れていないので、林間放牧の状況がどのようになっているのかは知らない。 この神石という所は資源林としての里山と放牧…

野生生物保全論を考える-コンゴ共和国 西原智昭著

西原智昭著 増補改訂版 現代書館 2300円 2020年 昨今、生物多様性を守るということで、野生生物保全論がもてはやされている。その反面、現実には生物多様性は日々失われているのも現実である。保全論をうたう大学の講座には大きく二つの流れがある。一つは生態学的…