生きもの千夜一話 by 金井塚務

大型ほ乳類の生態学的研究に関するエッセイ、身の回りの自然、旅先で考えたことなどをつれづれに書き連ねました。

生態学

HFMエコロジーニュース112

<ミゾゴイにであった> 雪もようやく消えたようなので、久しぶりに細見谷へ出かけてみた。この春初めての調査行であった。最近の細見谷は台風やどか雪のせいで林道も荒れ気味だから、どこまで入れるか少し心配していた。吉和入り口から下山林道入り口までは…

HFMエコロジーニュース111(268)

2014-05-28 11:19:47 | ニュース 鳥獣保護法改定-個体数管理では解決しない野生生物の保全 2014年5月23日に鳥獣保護法が一部改正された。今後は「改正法案では、集中的に頭数を管理する必要があるシカやイノシシなどの鳥獣を環境相が指定、都道府県や国が捕…

HFMエコロジーニュース109(266)

ブナハアカゲタマフシ 通い詰めた地域でも、おやっ?と思う出会い、発見があるのが自然というものである。5月6日、巷間で言われるゴールデンウイーク最終日に当たる日曜日。西中国山地細見谷はほとんど人影もなく、強い日射しにブナの若葉が輝いていた。一年…

ニュース107(264)細見谷調査行ーカエル合戦ー

全国各地で桜の開花が早いという。 最近の日本の気象が春も秋も短く冬が終わると即初夏となり、長い夏が終わると即、冬というような感じがする。こうした気象の変化が生物の世界にも影響を与えているに違いないのだが、それがどのようなものかすぐにはわから…