生きもの千夜一話 by 金井塚務

大型ほ乳類の生態学的研究に関するエッセイ、身の回りの自然、旅先で考えたことなどをつれづれに書き連ねました。

河川・ダム

大規模再エネ事業か、それとも美しい農村風景かー農村の未来を問う

メガソーラー&大規模風力発電計画が目白押しの東北地方宮城県の丸森町、加美町へ現地視察とシンポジウムに招かれて行ってきた。成瀬ダム問題以後、久しぶりの東北なので、用事が済んだあとは、仙山線、奥羽線、米坂線、羽越線を乗り継いで、山寺と村上市(新潟)のサケ…

大規模風力発電の問題点

大規模風力発電の問題点 2020年10月31日(土)/ 佐伯区役所西館6階大会議室 ※ 大規模風力発電学習会 講演(広島2区市民連合) 子どもたちに未来を拓く広島2区市民連合学習会 金井塚務(環境NGO代表・広島2区市民連合呼びかけ人) ■環境正義(Envilomental Justi…

八ッ場ダムと倉渕ダム 相川俊英 緑風出版 2020年

いったい日本の国土にはどれくらいの数のダムがあるのだろうか?そんな疑問がふとわいてきた。様々な統計に当たってみたものの、ダムの国や県、電力義者などと管理団体ごとにバラバラで統一された統計上の数字はよくわからない。そこで水源連のHPを覗いてみると以…

日本の堤防はなぜ決壊してしまうのか-水害から命を守る民主主義へ 西島 和 著 現代書館 1600円+税

最近とみに増加している河川の氾濫、堤防の決壊、あるいは土石流による大災害は市民の生命と財産はもちろん、将来にわたる地域の暮らしに大きな不安をもたらしている。 マスメディアは地球温暖化という遠因を指摘しつつ、ダムや砂防ダムの未整備が直接的な原因で…